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口腔状態が感染を左右する可能性? 【新型コロナウイルス対策】【感染予防】原歯科医院

院長コラム 2020年05月04日

 今回は、最近発表された各報告から、私が考察したことについて書かせていただきます。

 

 これは、あくまでも発表されたデータから私個人が一介の歯科開業医として推察したものですので、研究が重ねられたエビデンスに基づくものではないことをご理解ご承知おきくださいます様お願い致します。

 

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 まずは下の表をご覧ください。

 

                             厚労省4月28日発表のデータを表にしたものです。

 

 上の表は感染者の多い国について厚労省が4/28時点で発表したものを表にまとめたものです。

 

 日本は、死者数は世界第30位となっていますが、人口100万人当たりの死者数は3人と、諸外国と比べるとかなり低い数値で抑えられていることが分かりますね。 

 

 また、「致死率」のところを見てみますと、日本は2.8%です。

 

 かなり低い致死率で抑えられているのが分かります。

 他に致死率が低い国を見てみますと、韓国2.3%、ロシア0.9%、トルコ2.6%、ドイツ3.8%、といった国が5%以下の致死率となっています(5%以下と言っても、決して低い致死率ではありませんが)。

 

 ここで、少し気になったのは、日本、韓国、ドイツといった国は、世界の中では比較的に歯科事情が良い国である(ロシアやトルコなどの歯科事情については、私はちょっと分かっていないのですが)ということです。

 

かなり強引な極論となってしまいますが、「全国民平均の口腔環境が良好なレベルにある国の方が今回の感染症(COVID-19)による被害が少なく済んでいる?」ということを感じます。

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 また、次の4つのグラフも見てみましょう。

 

英国とスウェーデンの新たな感染者数の推移の比較(実数)

*グラフの「ロックダウン開始」は、英国のみロックダウンを開始したタイミングを示しています。

       (スウェーデンはロックダウンをしておりません)

 

英国とスウェーデンの新たな死者数の推移の比較(実数)

*グラフの「ロックダウン開始」は、英国のみロックダウンを開始したタイミングを示しています。

         (スウェーデンはロックダウンをしておりません)

 

 

英国とスウェーデンの人口 100万人あたりの新たな感染者数の推移の比較

*グラフの「ロックダウン開始」は、英国のみロックダウンを開始したタイミングを示しています。

        (スウェーデンはロックダウンをしておりません)

 

 

英国とスウェーデンの人口 100万人あたりの新たな死亡者数の推移の比較

*グラフの「ロックダウン開始」は、英国のみロックダウンを開始したタイミングを示しています。

      (スウェーデンはロックダウンをしておりません)

 

   出典: the Blogmire.com    A Comparison of Lockdown UK With Non-Lockdown Sweden/April 12, 2020

 

 上4つのグラフは、ロックダウンを行った英国と、ロックダウンを行わず、国民の日常生活や経済活動について比較的自由に生活を許しているスウェーデンとの感染者数・新たな死亡者数を追って比較したグラフとなっています。

 

 上の2つのグラフは実数であり、人口対比になっていないものなので、下の2つのグラフでいろいろなことを考えることが妥当であると思われます。

 

 ここでは、上記2つの国(英国・スウェーデン)は、どちらも感染爆発を起こしていると思われますが、ロックダウンの有無は感染の広がる程度には影響が小さいというイメージですね。

 

 しかし、一番下のグラフを見ると、英国のロックダウン開始後の死者数(100万人対比)、お亡くなりになられた人数合計が、スウェーデンのそれと比べると2倍程度となっている(=スウェーデンの同時期の100万人対比致死数は英国の半分程度)という結果が出ています。

 

 英国とスウェーデンの違いは何なのか?

 

 私の知識の範囲を超えるいろいろな条件が重なり合ってこの結果が生じているのは当然でしょうが、私の知識の中で想像できるのは、

「英国と比べてスウェーデンの歯科事情が高い可能性が大いにあると考えられる」

ことも、この結果に関係していると思われてなりません。

 

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ここまで根気強く読んでいただけた皆様!

私の極私的な推測による検討にお付き合いくださり本当にありがとうございました。

 

とにかく!

こういった状況において、

こういった状況だからこそ、

自分を、自分の大切な人々を、

自分たちが住むこの社会を守るため、

きちんと口腔ケアをして、

この状況を乗り切りましょう!

明るい未来はきっと来る!

 

*この記事にて考察した各国の歯科事情(充実度など)については、あくまでも現段階での「私のイメージ」の中で作成したものです。更に検証を重ねて、新たな見解がありましたら、また訂正なども行う可能性があるものです。

 

 

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