透明マウスピース矯正

MOUTHPIECE

透明マウスピース矯正

透明なプラスティックシートを使用して作製する「マウスピース」による歯科矯正治療(見えない矯正)を行なっています。  
一日8~10時間程度の装着で矯正していけるので、違和感に悩まされることも少なく、見た目も気になりにくい状態で歯科矯正治療を行えます。
原歯科医院はスターアラインマウスピース矯正提携医として、これまでに多くの症例を取り扱ってまいりました。
インビザライン、アクアシステムと同様、見えない矯正と呼ばれるマウスピース型の矯正装置です。

マウスピース矯正のメリット

  • 透明だから目立たない

    マウスピース矯正のメリットは、透明なことです。医療用の透明プラスチックを使用したマウスピースは、装着しても周囲にほとんど気づかれません。営業や接客業に携わる方や対人関係で見た目を気にする方々に適しています。
    また、金属アレルギーを発症することがないため、多くの方に安心して使用していただけます。

  • 自分で取り外せる

    固定式の矯正と異なり、マウスピース矯正は患者さんご自身で装置を定期的に交換していくシステムです。通院は最小限で、忙しい方でも無理なく矯正治療を継続しやすくなっています。
    また一時的に取り外せるので、ブラッシングが簡単になり、衛生的な環境を維持しやすいのもメリットです。

  • ワイヤー矯正より痛みが少ない

    矯正に関する痛みの感じ方には個人差があります。ただ段階的に歯を動かすマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないと言われています。矯正治療と聞いて、「痛みが強いからやりたくない」とお考えの方は、一度当院にご相談ください。

不正咬合の種類

乱杭歯「叢生」

歯の生えるスペースと歯の大きさのバランスが崩れ、歯がバラバラに生えている状態を叢生(そうせい)と呼びます。草木などが群がって生えることを意味しています。

出っ歯「上顎前突」

上のあごが下のあごよりも前に出ている状態です。上のあごが成長しすぎている場合と、下のあごの成長が足りない場合の二通りがあります。単純に上の前歯が前にかたむいていることでもこの様に見える場合があります。
指しゃぶり、鼻炎、アレルギー様々な原因があります。
受け口と同様にあごの成長が残っている場合にはコントロールすることで改善が見込まれます。

受け口「下顎前突」

下のあごが上のあごより前に出ている状態です。
下のあごが成長しすぎている場合と、上のあごの成長が足りない場合の二通りがあります。
成長が残っている子どもと、成長が済んでしまっている大人とでは治療方法が全く異なります。

開咬(かいこう)

かみしめた時に上下の歯が接触しないで空いてしまう状態です。
この様な患者さんはしっかり咬んでもべろが見えてしまったりします。
指しゃぶりやベろの癖が原因となることも多いです。

空隙歯列

隣り合った歯が接触しておらず、すき間が空いてしまっている状態です。
あごが大きかったり、歯が小さい場合にこの様な歯並びになります。また成人で歯周病のために歯の間にすき間が生じることもあります。
見た目が悪く、それ以上に問題なのはすき間にものがつまりやすいために歯や歯ぐきの病気になりやすいことです。

正中離開

空隙歯列(すき間のある歯並び)の一種で、特に左右の中心にすき間があるものを正中離開といいます。
原因としては、過剰歯、小帯付着異常、歯周病、前歯部交換時の生理的なもの、など様々です。

治療の流れ

  1. Flow01

    コンピュータで診断

  2. Flow02

    製作

  3. Flow03

    お渡し

治療期間/回数
部分矯正 3か月~10か月/3~8回
全体矯正 1年半~2年半/8~20回程度
※回数はいずれも個人差があります。

透明マウスピース矯正の注意点

マウスピース矯正は自由診療であるため、保険適用の治療と比較して費用が高くなることがあります。
症状によっては、事前の治療計画よりも治療期間が長引く場合もあります。
装着時や調整後には、軽度の不快感や痛みを伴うことがあります。

小児矯正について

小児期は顎の筋肉や骨が大きく成長する時期です。そのような発育のメカニズムを利用して、骨格を正しい状態に導く矯正を小児矯正と呼びます。適切なタイミングで治療を受けていただければ、正しく乳歯が育つので、永久歯の生え変わりもスムーズです。本格的な矯正が必要なくなったり、抜歯をしない矯正をご提案できたりします。

乱れた歯並びの原因は何か

多くの子ども達が歯並びやあごの発達の問題を持っています。最近の研究報告によると口呼吸、舌の突き出し、逆嚥下(間違った飲み込み癖)、指しゃぶりなどの筋機能癖が歯並びに大きな影響を与えることがわかっています。
これらの癖は子どもの顎と顔貌の正しい発達を妨げ、乱れた歯並びの原因となります。
これらの問題はブラケットによる治療では改善されません。

MRC矯正(Myobrace® / Trainer™治療法)について

不正噛合の原因には、舌癖や逆嚥下などさまざまな悪習癖が関わっています。このような習癖を改善することで、正しい歯並びに導く治療法がMRC矯正です。取り外し可能なトレーナーを用いて、口腔周囲の筋肉トレーニングを行います。
歯並びの改善だけではなく、治療を続けることで、口呼吸から鼻呼吸に変化するなど健康面においてもメリットが期待できます。

口呼吸の影響と鼻呼吸のメリット

口呼吸
口呼吸は、口内の乾燥を引き起こし、唾液の分泌を低下させます。すると細菌の繁殖しやすい環境になり、口臭、虫歯、歯周病のリスクが高まります。
また外からの細菌やウイルスの侵入も容易になるので、風邪、喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎などにかかる可能性を高めてしまうのです。
鼻呼吸
人体にとって鼻呼吸は、細菌やウイルスから身を守るために欠かすことができません。口を閉じた状態で呼吸を行うので、唾液の分泌が促進され、殺菌効果により虫歯や歯周病の発症リスクを下げられます。
また、鼻を通して呼吸すると、空気中のホコリやウイルスが自然に取り除かれるため、風邪にかかりにくくなります。さらに、口呼吸に比べて、より多くの空気を取り入れることで、自律神経を整える効果も期待できます。