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院長コラム

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恐竜の血圧?

院長コラム 2017年02月02日

唐突ですが、今回のコラムは恐竜についてのオハナシから始めたいと思いますわーい(嬉しい顔)

随分と以前なのですがTVで放映されていた番組の会話で恐竜の血圧などについての話をしているのが聞こえて来て、それがとても面白かったのを記憶しており、なんとなく空き時間にヤホーで恐竜についてちょっと調べてみたのです。

恐竜にも、主に陸上で暮らしていたと思われるタイプ,水中が生育・活動場所であったと思われるタイプ,飛翔出来たタイプなどがありますが、特に、陸上で生活していた恐竜の血圧に関しての考察が面白いと感じました。

恐竜に限らず、動物が生きて行く上で、脳には常に良好な血流が確保されていなければならないのは皆さんご承知の通り。
脳に血液が行き届かなければ、たちまち脳貧血~失神し、早期に死んでしまいますよね。
その脳に、十分な血液を送り込むには、心臓から脳までの高低差を乗り越えるための圧力を持って血液を送らねばなりません。
キリンなどでも、心臓から脳までの高低差は2~3メートルありますが、大型恐竜では、心臓~脳の高低差は6~8メートルなんてのもザラに居た様です(現代に残る化石などから)。
竜脚類の大型の恐竜などでは、首をもたげると地上30メートルにもなるタイプまで居た様です。
ここで、平均して心臓~脳の高低差を10メートルとすると、10メートルの高さ分、血液を送り上げなければなりません。
ここで、血圧を表す“mmHg”についてちょっと述べておきます。
人間での正常な血圧は120/80mmHgなどと表記されますが、これは、1mmの水銀柱を1mm持ち上げる力を1mmHgとして表されています。
水銀の比重は13.6ですので、血圧1mmHgは、水を13.6mm(1.36cm)持ち上げる力。
血液と水の比重がほぼ同じとした場合、10メートルの高さまで血液を送るには
1000cm(10m)÷1.36cm=735mmHg
ということになり、最低でも735mmHg以上の収縮期血圧は必要だと考えられるのです。
(人間に当てはめて考えると、たかだか50cmの高低差に120mmHgが標準なので、恐竜の場合も、この735mmHgというのは、かなりの“低血圧”でしょう。ヒトを基準に考えると、恐竜の血圧は2500mmHg近い?あせあせ  ヒトの心臓~脳の高低差→50cm÷1.36cm=36.76mmHgとなりますが、実際には約3.5倍くらいの120mmHgですからね)
つまり、身体が巨大化すると、血圧ひとつとっても、想像を超える世界がそこにあるのですね。
人間の血管にこれだけの圧力がかかれば、あらゆるところで血管の破裂~多量出血~死という転帰になるのは想像に難くありませんよね。
(それにしても、恐竜達はどんな丈夫な血管&強力な心臓などを持っていたのでしょう・・・ふらふら

こんなことに興味を持ち(つい出来心?)、いろいろ調べたあげく、
「スゲーなぁ。。。あせあせ(飛び散る汗)
という結論にしか至れなかった今日の私でしたあっかんべー

これらを調べているうちに、アパトサウルスという雷竜(超巨大な恐竜)は、当初は水中生活をしていたと類推されていた(その著しく重い体重ゆえ、陸上での活動は不可能だったと考えられていた)ものが、(化石の)歯の咬耗(食物を咀嚼することで歯が擦り減る)状態から、陸上の植物を多く摂取していたとしか考えられないことから陸生の恐竜であったことが分かったり、顎骨に歯が植わるためのソケット状の凹みがある「槽歯」という独特の形態(人間なども槽歯です)によって一般的な“恐竜”が魚竜や首長竜と明確に分けられて「双弓亜綱主竜上目」に分類されているなど、考古学においても“歯”が重要な役割を果たしているということが分かり、とても面白いと思ったのでした。

皆さんexclamation ×2
そんな意味からも、“歯”は大切にして、元気に過ごしましょう~手(グー)
ナンチャッテ・・・

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