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現段階での抗体検査について思うこと【新型コロナウイルス対策】【感染予防】原歯科医院

院長コラム 2020年04月25日

今回のこのコラムは、新型コロナウイルス感染症に対して、世界中のこれからの経済回復などの方向性にかかわる可能性も高いと言われている抗体検査について、私が現在感じ・考えていることを思いつくままに書き記したものです。直接には【新型コロナウイルス対策】【感染予防】に結び付くものではありません。

 

 ここに来て、新型コロナウイルスについて「抗体検査」が脚光を浴びて来ました。

 

 「抗体検査」にはいろいろなものがあり、それぞれに精度・確実性にバラつきがあって、現段階ではどういった検査を採用するのが一番良いのか、結論は専門家の間でも確立していないのが現状である様です。

 

 また、この抗体検査にて「既にウイルスに感染して、抗体を獲得している」⇔「抗体を持たない状態であり、感染すれば発症する可能性を持っている」などが分かるということですが、これで抗体を持ったことが判明した人は仕事への復帰などを可能とするのが経済回復には大きなステップとなるという意見が出て来ていますね。

 

 ここで私は少し違和感を感じています。

と言いますのは、抗体を獲得して、それにより感染しても発症する危険性を回避できるという「抗体の機能」がどれくらいの期間、有効に維持されるのか(数日?数か月?1年?3年?一生?)が分かっていない状態で、

 

◎仕事を再開し、再感染したときに抗体の有効期限(?)が終わってしまっていたときには発症~重症化する可能性も残っていること。

 

◎抗体が一生ものだったとして、抗体を獲得した人が、その後再度ウイルスに曝露して、発症しないまま、再感染していることに気付かないために、一時的にでも「保菌者となった状態」で仕事や不要不急の外出などを続けたら、その周囲にいる 「抗体を持たない人」に感染を拡げる危険性が大きいこと。

 

 などについての考察なしに、「抗体獲得が確認された人については仕事再開を認める」という様なルールを作っても良いものなのか?という事です。 

 

 こういった非常事態・異常事態において、それを抜け出すためにいろいろな方策・方向性を探り、いろいろな可能性にかけて行くことは大切ですが、そういうときには拙速な判断にならない様に、あらゆる検証・検討も忘れてはならないものだと思った本日でした。

 

 ここまで根気強くお読みいただいた方には「下手な考え休むに似たり」の典型の様な記事になってしまったことを深くお詫び申し上げます。

 ただ、結論を急ぐあまり、検証・考察を欠いたまま物事を進める危険性には十分に気を付けたいものであることは確認しておくべきことでしょう。

 

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